宇宙元旦 オスタラをお祝いしよう
オスタラはゲルマンの春の女神
オスタラまたはエオストレはゲルマンの春の女神です。
キリスト教が広がるよりもっと前、もともと4月はゲルマンの古い暦でイースターの月と呼ばれていました。
そして人々は毎年、春分の日に女神オスタラ(エオストレ)を祀りました。
これがキリスト教に取り入れられ、イースター(復活祭)の起源になりました。
オスタラという女神については謎が多いようですが、野ウサギを従えていたそうです。
野ウサギは多産や豊饒の象徴。そして、卵もそうです。
あざやかに彩った卵やウサギの人形を飾るのもいいですね。
夜明け 光と闇のバランス
北半球で最も昼の短いユール(冬至)から徐々に昼の長さが伸びていきインボルク(節分)を経て、オスタラ(春分)で昼と夜の長さはついに同じになります。
オスタラは光と闇のバランスが保たれる瞬間の日。
そして、ここから昼の力が強くなっていきます。
ですので、オスタラは夜明けも意味します。
魔女たちは冬の間に自分を見つめ、計画し、力を蓄えてきましたが、ここからは動き出し、具現化していく季節になります。
日本でも「春はあけぼの」と枕草子でも書かれていますが、この季節の夜明けは特別な時間になりますね。
日本では桜を愛でますが、西洋の魔女たちもお花を楽しみます。
香りのよいライラックや可憐なビオラ、チューリップなどがお庭を彩ります。
冬の間にあたためたガーデニング計画も、いよいよ実行に移すとき。
願いを込めて種を蒔きます。
オスタラにおすすめのハーブ
ローズ・・・その美しさと香りは古代から人々を魅了します。
見て楽しむだけでなく、花びらを乾燥させてお茶に入れたり、ポプリにしたり。エッセンスを抽出して美容や若返りに、また人を好きにさせる媚薬としても。
たんぽぽ・・・春の代表的な野草のイメージですが、とても薬効の強いハーブです。
肝臓を活発にするので、冬の間にたまったものをデトックスできます。
ビタミンやミネラルも豊富で、浄化作用、消化不良や便秘にも効きます。
たんぽぽコーヒーはカフェインを取りたくない方にも。
ミント・・・ペパーミント、スペアミント、ペニーロイヤルミントなどなど種類は豊富で成分も異なる。
爽やかな清涼感はお茶やお菓子に、また生の葉はサラダやサンドイッチなど、幅広く使える。
頭をスッキリさせて集中力を高めたり、こってりした料理の後に胃腸を調えたり。
抗炎症作用や解熱効果もあるとされる。
フェンネル・・・葉や茎はサラダに、甘い香りの種子はお茶やお菓子作りに。
消化を助け、おなかのガスを取り除く。利尿・発汗作用があり、春のデトックスに最適。
ダイエット効果やむくみを取ったり、女性ホルモンを活発化させるため、女性にも嬉しいハーブ。
さらに、視力を良くする効能もあるという。
魔女にとっては「魔除けのハーブ」でもあり、悪魔や災難除けのために家の入口に吊るしたりした。
オスタラは春の喜びを胸いっぱいに
さあ、いよいよ始まりです。
美しい花々が咲き誇るように、魔女たちも胸いっぱいに希望を抱き、春の光とあたたかさを全身で感じ、動き出します。
待ちに待ったこの季節のまばゆさを、あなたも感じてください。
今しかないこの一瞬一瞬を愛しながら生きること。
それこそが最大で最強の魔法なのかもしれませんね♡
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