宇宙元旦 オスタラをお祝いしよう

もうすぐ春分の日。
(2023/3/21 日本時間午前06:25)
(2024/3/20 日本時間午後12:06)

太陽が牡羊座0度になり、宇宙的には新たな1年の始まりです。
魔女にとっては、オスタラのお祝いの日。
魔女の春分のお祭りはどんな日になるのでしょうか。



オスタラはゲルマンの春の女神

オスタラまたはエオストレはゲルマンの春の女神です。

キリスト教が広がるよりもっと前、もともと4月はゲルマンの古い暦でイースターの月と呼ばれていました。

そして人々は毎年、春分の日に女神オスタラ(エオストレ)を祀りました。

これがキリスト教に取り入れられ、イースター(復活祭)の起源になりました。

オスタラという女神については謎が多いようですが、野ウサギを従えていたそうです。

野ウサギは多産や豊饒の象徴。そして、もそうです。


あざやかに彩った卵やウサギの人形を飾るのもいいですね。



夜明け 光と闇のバランス

北半球で最も昼の短いユール(冬至)から徐々に昼の長さが伸びていきインボルク(節分)を経て、オスタラ(春分)で昼と夜の長さはついに同じになります。

オスタラは光と闇のバランスが保たれる瞬間の日。

そして、ここから昼の力が強くなっていきます。

ですので、オスタラは夜明けも意味します。

魔女たちは冬の間に自分を見つめ、計画し、力を蓄えてきましたが、ここからは動き出し、具現化していく季節になります。

日本でも「春はあけぼの」と枕草子でも書かれていますが、この季節の夜明けは特別な時間になりますね。

日本では桜を愛でますが、西洋の魔女たちもお花を楽しみます。

香りのよいライラックや可憐なビオラ、チューリップなどがお庭を彩ります。


冬の間にあたためたガーデニング計画も、いよいよ実行に移すとき。

願いを込めて種を蒔きます。



オスタラにおすすめのハーブ



ローズ・・・その美しさと香りは古代から人々を魅了します。

見て楽しむだけでなく、花びらを乾燥させてお茶に入れたり、ポプリにしたり。エッセンスを抽出して美容や若返りに、また人を好きにさせる媚薬としても。


たんぽぽ・・・春の代表的な野草のイメージですが、とても薬効の強いハーブです。

肝臓を活発にするので、冬の間にたまったものをデトックスできます。

ビタミンやミネラルも豊富で、浄化作用、消化不良や便秘にも効きます。

たんぽぽコーヒーはカフェインを取りたくない方にも。


ミント・・・ペパーミント、スペアミント、ペニーロイヤルミントなどなど種類は豊富で成分も異なる。

爽やかな清涼感はお茶やお菓子に、また生の葉はサラダやサンドイッチなど、幅広く使える。

頭をスッキリさせて集中力を高めたり、こってりした料理の後に胃腸を調えたり。

抗炎症作用や解熱効果もあるとされる。


フェンネル・・・葉や茎はサラダに、甘い香りの種子はお茶やお菓子作りに。

消化を助け、おなかのガスを取り除く。利尿・発汗作用があり、春のデトックスに最適。

ダイエット効果やむくみを取ったり、女性ホルモンを活発化させるため、女性にも嬉しいハーブ。

さらに、視力を良くする効能もあるという。

魔女にとっては「魔除けのハーブ」でもあり、悪魔や災難除けのために家の入口に吊るしたりした。



オスタラは春の喜びを胸いっぱいに

さあ、いよいよ始まりです。

美しい花々が咲き誇るように、魔女たちも胸いっぱいに希望を抱き、春の光とあたたかさを全身で感じ、動き出します。

待ちに待ったこの季節のまばゆさを、あなたも感じてください。

今しかないこの一瞬一瞬を愛しながら生きること。

それこそが最大で最強の魔法なのかもしれませんね♡





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