惑星パレード クジラの背に乗り宇宙を泳げば、牡牛座の瞳かがやく

先日まで話題になっていた、明け方の惑星が一直線に勢ぞろいになった空、ご覧になりましたか?

見れた方、うらやましいです!

私は残念ながら見れなかったので、代わりにアプリで楽しみました^^



まず、太陽系の惑星が夜空に並んで一度に観測できることを、惑星直列または惑星パレードというそうです。

この言葉だけでも、なんだか素敵な響きですよね。

今回は6月後半の明け方にこの様子が見ることができました。(私は見れなかったけど。)



ツイッターでぐらさん@astrogrammarがつぶやいていた、指定の日時場所での夜空の星を見ることができるアプリ(ステラリウム)で、表示してみるとこんな感じです。



(6月29日3:55京都で出しています。)


水星・金星・火星・木星・土星がきれいに並んでいるのが分かりますよね。

もう少し詳しく見てみると。



これは空の明るさなどを考慮していないので実際はここまで星は見えませんが、天の川の下に水星から土星が勢ぞろい。

まるで、くじら座の背中に乗って天体たちが宇宙を泳いでいるみたい。

とても、綺麗ですね。

うお座もすぐ近くでいっしょに泳いでいるようです。


まあ、くじらと言ってもこのクジラには腕が生えている不思議な生き物なのですが・・・(笑)。


海の中で、火星がひときわ真っ赤に燃えています。木星はおおらかに明るく。

土星はちょっと控えめに後からついてきてますね。それともみんなを監督してるのかな。


美しく輝く金星と小さな水星のほうに目を向けると、



金星がまるでおうし座の瞳のようですね。アルデバランとの共演が素敵です。

水星はおうしの角ですね。

少し上に目をやると、すばる(プレアデス星団)が。

おうし座はふだんから華やかな星座なのですが、金星と水星のおかげでよりいっそう豪華に輝いていますね。


実はアプリでうまく表示できなかったのですが、天王星・海王星・冥王星も夜空に浮かんでいました。

この3天体は肉眼では見えませんし、冥王星は準惑星ですが・・・。


同じ日時・場所を西洋占星術のホロスコープで表すとこうなります。



ASC‐DCラインが地平線になりますので、☿~♇が空に出ているのが分かりますよね。

並び方ももちろん同じですし、天体同士の距離感もだいたい同じと言えると思います。


でも、12星座の位置はちょっと、いえかなり異なります。

夜空ではおうし座の頭に金星と水星があったはずですが、ホロスコープだと双子座にありますね。


じつは西洋占星術の12星座は、実際の夜空の星座と約25度ほどズレているのです。

これは毎年春分点を牡羊座0度に定めていることと、地球の歳差運動の影響があります。

ただし、天体の動きはきちんと正確にホロスコープ上に表されています。

このお話は、また別の機会に(たぶん)。


今回は惑星パレードの様子を、天文アプリと西洋占星術のホロスコープで見てみました。

私と同じように見れなかったという方も、少しお楽しみいただけたでしょうか。

でも、実際に見れなかったとしても大丈夫です。星たちは私たちの頭上に等しく輝いていますので☆


もしかしたら、今夜はクジラと海を泳ぐ夢が見れるかな??


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