激動の2022年 宇宙の動きを振り返る


2022年も残りわずか。

今年は占星術・天文学的にどんな大きな動きがあったのか、もう一度振り返ってみましょう。




木星と土星の動き


<木星>

2021/12/29~魚座

2022/05/11牡羊座入り

07/29~逆行

10/28魚座入り

11/24順行へ

12/20牡羊座入り




12星座のうち、最後の星座である魚座と最初の星座である牡羊座を行き来した今年の木星。

およそ12年で12星座をひと回りする木星にとって、12年の集大成と新たなはじまりの年であったともいえますね。


木星は魚座の古典のルーラーでもありますので、とてもエネルギーの強い木星でした。

共感と癒しの集大成。境界線がどこまでも曖昧になっていく。ワンネス。

スピリチュアルや占いの業界が大きく拡大した年でもあったのかもしれません。

私自身も占星術とスピリチュアルにどっぷりと足を踏み入れた年になりました。


非常に悲しいことながら、世界では戦争が起こってしまいました。

最も癒しと共感力が求められる状況になってしまったことは悲しい。

自分の平和というのは、世界の平和があってのものなのだということを強く実感しました。

私たちにできることは、祈りを捧げることしかないかもしれない。

でも、きっと届くものと信じて、今は心から祈りを捧げたいと思います。


また、5月~10月と12/20~は木星は牡羊座に入りました。

木星はこのまま2023/5/17まで牡羊座に滞在します。

今年の中頃にもうすでに劇的な変化や新しい何かを始めた方。

また、兆しのあった方は、来年前半に本格的に始動する方も多いでしょう。


ただし、木星は牡羊座でやや拙速になりすぎるかもしれません。

個人の内から湧き上がる衝動と、社会の中でのバランスがポイントになりそうです。

ふだんから腰が重い、なかなか動き出せないという人は、牡羊座木星のエネルギッシュなパワーに後押ししてもらいましょう。


<土星>

土星は2022年ずっと水瓶座に滞在しました(逆行6/5~10/23)。

このまま2023/3/7まで水瓶座です。



土星は水瓶座の古典のルーラーです。

ですので、2022年は木星と土星がとても強力な年だったと言えます。

そもそも、風のサインでの土星は居心地がなかなか良いようです。

風の豊富な情報と理性的な知識の中で、規律と体制の土星は相性がいいのですね。


水瓶座の土星は、規則や枠組みを一度作って維持するのではなく、状況にかんがみて合わなければ、また壊して作り直すのも厭いません。

今までせっかく作ってきたのだからとか、苦労したのだからとか、年長者の意見だからとか、そういったあらゆる「こだわり」がまったくない状態。


今年1年、いかがでしたでしょうか。「こだわり」から自由になれましたか?

こだわりから解放されてこそ、本当の自分の底力が発揮できそうです。

あと2カ月少し。世界情勢の中でもそういった見直しがまだまだ起こりそうですね。



ブラックホール・射手座A*(エースター)


木星が牡羊座入りした次の日の2022/5/12。

天文学的に大きな発表がありました。

私たちの住む天の川銀河の中心であるブラックホール、射手座A*の撮影に成功したというものです。


この研究には、世界80の研究機関から300人もの研究者が集結したそうです。世界8か所の電波望遠鏡をひとつの地球サイズの望遠鏡と見立てて撮影・解析されました。


ブラックホールというのはとても見えにくく、周囲で時空間が歪んでいるため撮影はとても困難で、特に天の川銀河のブラックホールは難しかったそうです。


撮影された画像を見ると、なんだかドーナツのようでかわいらしいですが、そこには現代科学の技術の粋が凝縮されているのですね。


世界中から研究者が集まり力を合わせて、というのも風の時代・水瓶座土星らしくて素敵です。


また、今回の撮影によりアインシュタインの予言が100年余り経ってついに証明されたそうです。

誰にも見えないものが見えていたアインシュタイン、恐るべし。


占星術界でも新しい天体の発見や、天文学的知見というのは反映されていきます。

もともと、ホロスコープでも天の川銀河の中心、galaxy centerは射手座26度33で計算できますので、ホロスコープリーディングの際に取り入れてみるのもおもしろいです。

太陽系の中心として太陽を読むなら、銀河系の中心として射手座A*を読んでみてもいいですよね。


私たちの銀河の中心。私たちはそこから来たのだと考えると、ロマンを感じますね🌟



皆既月蝕+天王星蝕


2022/11/8には皆既月食があり、日本でも観測できました。

今回の月蝕が特別なのは、天王星蝕も同時に起こったことです。


日蝕・月蝕の意味というのは、新月や満月以上にとても大きいです。


(※東京で出しています。)

月蝕のホロスコープリーディングはたくさんされていると思いますので、そちらへ譲りたいと思いますが、なかなかにインパクトの強い月蝕でしたね。


私も当日、肉眼とインターネットで観測できました。

本当は当日まで見るのはやめておこうと思っていたのですが・・・ちょっと怖いと聞いていたので。

でも、見てみたら幻想的で感動しましたし、いろんな方とリアルとネット上で感動を共有できて、とても楽しい思い出となりました。

このあたり、魚座に戻っていた木星らしかったかもしれないですね。


怖いものを見る時は、みんなと一緒に見てみよう、なんなら楽しんでしまおう。

負のものも、笑いがあればプラスに変えられる。

ハロウィンなども、きっとそんな昔の人たちの知恵なんでしょうね。



感謝と平和への祈り


宇宙の動きとともに、2022年を振り返ってみました。

今年は、世界でも個人としても、とてもとてもたくさんのことがありました。

ひとつの記事では、書ききれないです。

でも、本当に思うことは、感謝と平和への祈りの気持ちです。

この激動の時代をともに生き抜いているみなさん、本当にありがとうございます。

すべての方に、感謝です。

来年はもっともっとたくさんの幸せが世界に、みなさまに訪れますように。

あたたかい光が宇宙から地上へ降り注ぎますように。

世界が穏やかでありますように。

みんなが楽しく、笑って過ごせますように。

心の底から、願います🌟



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