Litha 魔女の夏至のお祝い

昼の時間が1年でいちばん長い日、夏至。

魔女はLitha(リーザ)のお祝いをします。

太陽の力が最も強くなる日。

心と身体いっぱいに、その輝くエネルギーをチャージしましょう。


夏至は毎年、6月21日前後。

占星術的には、太陽が蟹座の0度になる時です。

太陽が闇に勝利する、最も輝かしい日。

太陽と言えば、父性や男性性の象徴でもありますが、夏至の太陽は蟹座の母性的なエネルギーなのですね。

そう思うと、愛情深さや慈しみ、育む力を感じます。


夏至の日は昇りくる朝日を浴びるのもいいですが、沈みゆく夕日を眺めるのも素敵ですね。

心と身体いっぱいに、そのあたたかなエネルギーを満たしましょう。


古代ケルトの伝統では夏至の日、燃えさかる車輪(太陽の象徴)を川に落とし、引き上げて神殿に供えるという儀式があったそう。


現代でも異教の民は、車輪のかわりに花の輪を作り川に流して、夏至をお祝いするそうです。


また、魔女たちにとって夏至の薬草摘みは特別です。

早朝、魔女たちは野や森に入り、たっぷりと朝露をたくわえたハーブを摘みます。

夏至の日に収穫されたハーブはとてもパワフルで、特別な力があると信じられています。

集めたハーブたちは吊るして乾燥させ保存したり、魔除けのスワッグを作って家の入口に飾ったりします。


この時期のハーブはどれもパワフルですが、特にこの4種は効能が高いです。

・ディル

 胃腸を強くする、魚介類との相性がよく夏にピッタリのハーブ

・マグワート

 欧州ヨモギ。女性特有の悩みに。止血や貧血にも。スピリチュアル的には透視能力、魔力アップの効果が⁈

・セントジョンズワート

 西洋オトギリソウ。抑うつ状態の解消など、古くからメンタルヘルスに役立てられてきた。※ただし、妊婦さんや乳幼児は摂取を避けましょう。

・カレンデュラ

 キンセンカ。美肌のハーブとして知られる。花弁を浸したカレンデュラオイルは美容やマッサージ、筋肉痛や打撲にも効果があると言われる。



夏至、Lithaのお祝いに特にむずかしい決まりはありません。

太陽のエネルギーを感じ、太陽を象徴するものを自然の中で探したり、祭壇に飾ったりするのもよいですね。

ミツバチもそのひとつ。
受粉を助けるミツバチは生態系の要でもあります。
豊かな自然の恵みの象徴です。
ミツバチたちがコツコツ集めた花の蜜。
感謝して、いただきましょう。
とてもエネルギーの高い食べ物ですね。


太陽といえば、ひまわりも象徴的です。

見ているだけで元気になれそう。
祭壇に飾ったり、はなかんむりを作ったりしても素敵です。


みなさんはどんな風に夏至の日を迎えますか?
闇に支配されたYule(冬至)から半年。
Litha(夏至)を再び迎える歓び。
めぐる季節に思いを馳せて、今最高の時を迎える太陽の光と恵みに感謝し、夏を思い切り楽しみましょう。


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