月が生み、太陽が育む 天橋立〜元伊勢籠神社への旅で
(みやげ物屋さんで見つけたフグちゃん)
また、今回ひとり旅に挑戦したことで、自分の中でちょっと自信になったというか。
ひとり旅って、けっこう楽しい!
なんだか、少しだけ軽~く自由になれた気がしたのです。
(天橋立の浜辺にて)
丹後一宮 元伊勢 籠神社(このじんじゃ)
産霊(むすび)とは、『天地・万物を生成・発展させる霊妙な力』なのだそう。
参道。
本当に厳かで美しい神社。
そして、力強い凛々しさを感じますね。
なんだか、ひょうきんな顔にも見えます。かわいいですね。
木々の緑に囲まれ、ご本殿は薄暗くひんやりとしているのですが、神社ならではの薄暗さ、なんだか好きなんです。落ち着く。
さて、今回のお目当ての御守り。
新月のむすび守りです。
黒いお守り、カッコいいですよね!
満月は白いお守りで、ふたつ合わせると丸い月になるという。
神聖な力がこもっていそうですよね。
憧れのお守り、嬉しいなぁ。
その他に御朱印と狛犬の土鈴もいただきました。
月と太陽
とても印象的だったのは、籠神社ではすべて「対」でお祀りしているとのこと。
月と太陽、陰と陽、火と水、山と海、男と女・・・
元伊勢と呼ばれる神社は全国にいくつかあるそうですが、豊受大神と天照大神をいっしょにお祀りしていたことがあるのは、籠神社だけなのだそうです。豊受大神と天照大神も対の関係なのでしょう。
素敵だなと思ったのは、『月が生み、太陽が育む』という言葉。
なるほどな~と思いました。
西洋占星術では、どうしても太陽が中心になるけれど。
どちらか片方だけではなく、どちらも必要なのだということ。
そこに優劣や上下はないということですよね。
月と太陽に対する日本的な捉え方が、とても美しいなと感じました。
奥宮 眞名井神社
対といえば、そうなんです。籠神社には奥宮があります。
私は実を言うと、当初は奥宮への参拝はしない予定でした。
時間的なこともありましたが、何といいますか、パワーが強すぎるかも?と思ったからです。
眞名井神社は、磐座を主座とする古代からのかたちの神社。
とても原初的な強いエネルギーを感じます。
これは私の個人的な感覚ですが。
籠神社だけでなく、よくあることだと思うのですが、神社の正殿は人の手が入り整えられ、ある意味では少しパワーが和らいでいるというか、あらゆる人々に開かれているというか。
(多少の失礼があったとしても、大目に見ていただけるというか。まあ、気さくな感じですよね。)
ただ、こういった自然の姿そのものの神様というのは、何となく畏れ多くて。
ちょっと気が引ける感じがしていたんです。
でも、籠神社に参拝した後に、何となくそのような畏れの気持ちはなくなっており、眞名井神社に自然と足が向かいました。
これもTwitterで教えていただいたのですが、眞名井という言葉は最上級の聖なる水に付けられるのだそうです。
とても、女性的なエネルギー。
優しくて静かで、そして強い。
眞名井神社でお祀りされているのは豊受大神。
豊受大神は『月神の一面をお持ち』であるとのこと。
ただし、豊受大神の性別は?調べれば調べるほど、よく分かりません。
でも、やっぱり女性なんじゃないのかなぁ。
籠神社は彦火明命で太陽、男性、火ですから、やっぱり対なんですね。
籠神社と奥宮の眞名井神社は、両方に参拝してこそ『むすび詣り』なんだ。
眞名井神社も来ておいてよかった、と思いました。
何より、本当に感動しました。
冠島沓島遥拝所
眞名井神社を後にして、ケーブルカーで傘松公園へ。
天橋立、見てきましたよ~。
こうしてみると、本当に不思議な自然の芸術。
人間界と神様の世界をつないでいるという。
また、龍のようにも見えますね。
傘松公園には、冠島沓島遥拝所があります。
お天気が良ければ、ここからくっきりと冠島と沓島が見えていたはず・・・。
ごくごく、うっすらとしか見えなかったけど、見えただけでもありがたいと思わねば。
冠島は、彦火明命が市杵島姫命とともに降り立った島とのこと。
想像すると、神々しさを感じます。
籠神社、眞名井神社、冠島沓島遥拝所。
この三か所はいっしょに参拝するとよさそうですね。
神様たち、本当に有難う御座いました!
天橋立の松林をサイクリングして、浜辺でぼんやりと波の音を聞きました。
海に来るのは何年振り?
海っていいなぁ、地球って生きてるんだなぁと感じました。
波の音を聞いていると、地球が何か一生懸命、語りかけてきているように感じました。
でも、残念ながら何を語っているのかまでは分からなかった。
海はこうやって、いつも私たちにいろいろなことを教えてくれているに違いないです。
私たちが気づいていないだけで・・・。
天橋立、籠神社の旅。
本当にスピリチュアルな旅でした。
何か特別で不思議な体験をしたわけではないけれど。
ただとにかく、楽しかったです☆
魂が喜んでいたのかもしれません。
「また、おいで」と言われた気がするし、またぜひこの地に遊びに来たいなと思います。
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