ZTF彗星と水瓶座

今地球に、とある彗星が接近しているのをご存知でしょうか。

その名もZTF彗星

なんと、2022年3月に発見されたという目新しい彗星です。


(Tails of Comet ZTF  Image Credit & Copyright: Jose Francisco Hernández)



2023年の目玉天体ショーのひとつ、ZTF彗星

このZTF彗星が今どんどん地球に接近しており、2月1日に最接近して最も明るく見えます。

なんと、肉眼でも澄んだ暗い空ならぼんやりと見えるそうです。

どの辺を移動しているかは、上記サイトをご参照ください。

けっこうなスピードで動いているんだな~と感じます。

ZTF彗星が前回、地球に最接近したのは約5万年前。

その当時、ネアンデルタール人はまだ地球を歩いていました。

ということですから、なんだかロマンを感じますよね。

しかも、ZTF彗星の軌道を見ると、もう今後は戻ってくることはないかもしれないそうです。

そう思うと、ひと目でもいいから見ておきたいですよね。

私はYou Tubeなどネットで見ようかなと思っています。



彗星の占星術的な意味

とっても楽しみな天体ショーになりますが、占星術的に彗星はどんな意味があるのでしょうか。

古代より、洋の東西を問わず彗星は不吉なものとして捉えられていたようです。

天変地異や自然災害、王権の転覆や権力者の生死にかかわることなど・・・。


しかし、現代の占星術では太陽系の浄化や一新する、自由の象徴などの意味があるようです。

(実は、占星術における彗星について書いているサイトはあまり見つけられませんでした。日本語ではPaxlunaさんが詳しいです。)


もう一度天文学における彗星とは何か、と言いますと

彗星は、太陽系が形成されたときに残った氷とちりでできた小さな天体です。彗星は、彗星が太陽に接近して熱くなると現れる、巨大でぼんやりとしたガスと塵の雲(コマ)に囲まれた凍ったコア (核)を持っています。 

STARWALKより引用)


「太陽系が形成されたときに残った氷とちり」ということは、太陽系が生まれた時の遠い遠い記憶を氷の中に閉じ込めている、というイメージが湧きますよね。


アカシックレコードと言いますか。


そして、宇宙の塵というのも気になるのですが、彗星は中国や日本では「ほうき星」と呼ばれることもあって、浄化や綺麗にするという意味が付与されたのだと思います。


太陽のもとを飛び出した彗星は、自由に楕円形の軌道を描き、何十〜何万年とかけて再び太陽のもとへ戻り、太陽の光を浴びて私たちにその姿を見せる。

そして、私たちにその遠い遠い宇宙の記憶をしばし垣間見させてくれているのかも?


太陽系天体の軌道概略図 出典:国立天文台(NAOJ)

(おもな彗星の軌道。その動きは他の惑星と明らかに異なり、枠をはみ出ています。)



水瓶座の季節、立春直前に最接近

この彗星が、今年水瓶座の季節に地球に最接近するというのも何か不思議な感覚です。

なぜなら、上記のPaxlunaさんの考察によると彗星は自由の英雄。

このテーマはとても水瓶座的だと思います。

イメージ的にも、水瓶座は冴え冴えとした知識や独立、自由、発明、革命など、彗星とイメージが重なります。


しかも、なんと最接近は立春の近く(2月1日)です。

これは、占星術的にはほぼ水瓶座の真ん中の度数の日付になります。


(魔女のインボルクとも重なります。英語の彗星(Comet)は、「髪の長い魔女」という意味もあるそうです。ほうきにのった魔女の姿が思い浮かんでしまいますね。)



ZTF彗星が伝える水瓶座のメッセージ

水瓶座と言えば、タロットカードでは「17.The Star」にあたります。



タロットの星The Starは「希望、ひらめき、願いが叶う、絶望からの再生」という意味があります。

頭上に輝く大きな星。

この大きな星(=希望)はたくさんの小さな星たちに見守られて、強く輝いているように見えます。

そして、女性は海と陸の両方に分け隔てなく甕の水を与えています。

水瓶座のテーマも、理想へ向けてたくさんの同志と協力し合うという意味があります。


5万年という時を経て、宇宙の彼方から私たちのもとへと戻ってきたZTF彗星が今、私たちに伝えたいメッセージは何でしょうか。


星に願いを☆

みなさん、ご一緒にZTF彗星に願いを込めてみましょうか。

今年こそ、自由と平和の年になりますように。



0コメント

  • 1000 / 1000